ハローバンドル

子供が勝手にスマホゲームで課金しないために知っておくべきこと


 出典:Richard Leeming

世代が変われば遊びも変わります。
現在、子供たちの遊び場は急速にインターネット上へと移ってきています。

同時に増えているのが、親のお金を使って勝手にサービスでお金を使ってしまったという事例。
特に多いのがゲームで、中には何百万と使い込んでしまった例もあるとか。
» 100万円も…高額ゲーム課金問題が再浮上、40代主婦と未成年が高額購入顕著(外部のサイトへ)

しかし、使い込みが怖いからといって、むやみに子供の遊びを制限しては友達との縁を切れと言うようなものです。
どう対策をするのが正解なのでしょう。

インターネットと子供

まず、今時の学生はどれほどインターネットと関わって生活しているのでしょうか。 今日、高校生だけでなく、小中学生もインターネット、スマホを高い割合で利用しています。
総務省の統計によると、小学生でも70%、中学生はほぼ全員がインターネットをなんらかの形で利用しています。


 出典: 総務省「平成26年通信利用動向調査」

また、2016年の時点で小学生の3人に1人が、中高生に至っては5人に4人はスマートフォンを持っている状況です。

詳しくはこちら
» 平成27年通信利用動向調査の結果 (外部のサイトへ)

今の子供の多くは小学生の頃からすでに、自由にインターネットにアクセスできる環境にあるのです。

これに応じて子供たちがインターネット上で過ごす時間も確実に増えてきています。 下のグラフを見ると、10代がスマートフォンを見て過ごす時間は他の世代に比べてかなり多いと言えます。


 出典: MarketingResearchCamp

10代の子供たちがスマートフォンで利用するのは主にSNSとゲームです。
ゲームというとWiiやPlayStationのような据え置き型を想像するかもしれませんが、今やこうした専用機器を使ったコンソール型ゲームよりもスマホやパソコンでプレーするモバイルゲーム機の方が圧倒的に人気(外部のサイトへ)なのです。


据え置き型は減っている

任天堂がポケモンやマリオなどの人気タイトルをスマホゲームで次々と打ち出しているのが、そうした流れをよく反映しています。

スマホのゲームやオンラインゲームの多くは基本的に無料で遊べるようになっており、お金を払う事でゲームを有利に進めるアイテムや、強いキャラクターを買う事ができる仕組みになっています。
こうした行為を一般的に課金と表現しますが、スマホゲームへの課金は 高校生で5人に1人、中学生では約3人に1人が経験している というデータが出ています。
なんとお金に自由が少ないはずの中学生の方が高校生よりもスマホのゲームにお金を払っている率が高いのです。

欲しいアイテムなどはお金を払えば必ず手に入るわけでは無く、ランダムでアイテムが出るガチャ(福引的のようなシステム)を引く中で低確率で排出されるのです。
この射幸心を煽るシステムに小中学生は特にはまりやすく、際限なく課金行為を繰り返してしまうのが一因かもしれません。


 ガチャポンで知られるが、英語でもgachaと呼ばれている 出典:Craige Moore

国民生活センターの発表によると、スマホのゲームアプリなど子供のオンラインゲームのトラブルは年々増加傾向にあるようです。
主なトラブルは子供が親のクレジットカードを使い、勝手に課金を繰り返すという事例です。

お金は戻ってくるのか?

では実際に、子供がゲームでお金を使ってしまった場合、支払いは無効にできるのでしょうか?


課金額は数百万にのぼることもある 出典:thethreesisters

基本的に、未成年による支払は無効にすることができるようですが、子供が年齢を偽っていた場合など完全に支払いを取り消すことが出来ないケースもあるようです。

» 子供が課金ゲームで高額請求 取り消せる3条件 (外部のサイトへ)

そもそも、クレジットカードは他人に使われないように厳重に管理する、ということが最初の約款において取り決められており、子供に使われてしまった時点で「全然厳重に管理できていないよね?」となり、支払いの取り消しが難しくなってしまいます。

支払いを取り消すことが出来る場合も国民生活センターへの相談、ゲーム会社との話し合いなど、最早大人しく支払った方がコスト的に安いと思うくらいの手間がかかるようです。

つまり、そもそも子供に勝手にクレジットカードを使われないような予防が大切 なのです。
子供の意見も尊重しつつ、クレジットカードの無節操な利用を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。

管理の徹底

まずは、親自身がクレジットカードをしっかりと管理することが大切です。
中学生くらいまでの子供はまだ善悪の判断や自制心のコントロールが未熟です。

つまり、目の届く範囲にクレジットカードがあれば、子供が無制限に使ってしまうというのは十分に起こり得ると認識する必要があります。
親は子供がそうした誘惑にかられないよう、クレジットカードを物理的に管理する必要があります。


複数枚所持している場合など、管理を徹底したい。 出典:Chris Potter

まずクレジットカードは自分自身の財布でしっかりと管理し、番号などを子供に覚えられないよう、番号の入力は必ず自分自身で行いましょう。

クレジットカードの履歴のチェックも有効です。
月々の利用履歴をチェックしていれば、早い段階で子供の課金に気付くことも可能です。

また、注意したいのがパソコンやスマホの履歴です
古いスマホを子供に使わせていたら、そこに残っていたクレジットカード番号を使って課金をしていた、という事例があります。


ECサイトではクレジットカード情報を登録しておくことが多い

カード情報は次回からの入力を省くために保存されることが多いので、子供が利用するサービスの時にはカード情報を保存する項目のチェックを外すよう心がけると良いでしょう。

プリペイドカードの使用

子供のためにクレジットカードを使う場合、プリペイド式のカードを使うのも一つの手です。
プリペイド式カードは事前に入金した分しか使うことが出来ないので、仮に子供が勝手に使ってしまっても 使用額を一定の範囲内に抑えることができます

例えば、バンドルカードであればスマホですぐにプリペイド式のVisaカードを作ることが出来るので、子供に急に頼まれた時にもすぐに作ることができます。

また、バンドルカードはアプリ自体にパスワードロックをかけることができるので、子供にスマホを見られ、勝手に使われてしまうこともありません。


ロックをかけた状態。カード番号が伏字になっている。

子供との話し合い

クレジットカードとはどういうものであるか、勝手に使うとどうなるか等を子供と話して理解してもらうことは最も本質的で重要なことです。
クレジットカードは口座からの引き落としだけでなく、リボ払いによるキャッシングもできてしまうことを親子で理解しておく必要があります。

中には子供向けの啓発ページなどもあるので、うまく活用できれば効果的です。
» クレジットカード 大人にだまってさわらない! -みんなで防ごう、オンラインゲームのトラブル-[PDF形式](外部のサイトへ)

加えて、ゲームに課金する際は事前に家族内でルールを決めておくことも効果的でしょう。
» 子供にスマホを持たせるときのルールの決め方 (外部のサイトへ)
» オンラインゲームでトラブルも!? 今ドキの「子供のゲーム」事情とおうちで決めるべきルールを考えるQ&A(外部のサイトへ)


ひと昔前の子供が欲しかったのはゲームボーイや遊戯王カードなどでしたが、現在はそれがweb上のアイテムやキャラクターに変わりました。
何も今の子供たちが不健全なものに熱中しているわけではありません。
過剰に反応して子供の遊びを取り締まるようでは、それはそれで不幸なことだと思います。
重要なのはオンラインゲームやクレジットカードがどういうものか、リスクも含めて親子で理解し、向き合うことだと思います。

Rei Matsuzaki

2017年2月16日

コラム

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